廃棄物処分場ってどんなところ?
廃棄物は家庭ゴミなどの一般廃棄物と工場などから出る産業廃棄物に分けられます。
リユース(再利用)やリサイクル(再生利用)できない廃棄物を埋立てる処理施設が廃棄物処分場です。
廃棄物処分場がある場所
廃棄物処分場は、住民合意が必要なため、人里離れた山間部や臨海部に多く造られます。
海面処分場の中には、跡地利用を考えて、臨海地域の人口密集地の近郊で、比較的陸地に近く、浅い海水面に造られるものがあります。
廃棄物処分場の構造
廃棄物の最終処分場には、安定型、管理型、しゃ断型の3つのタイプがあります。
安定型は、ゴムくず、金属くず、ガラスくず及び陶磁器くず等そのまま埋立処分しても環境保全上支障のないものを埋立処分するものです。
しゃ断型は有害な燃えがら、ばいじん、汚泥、鉱さいなどの特定有害産業廃棄物を埋立処分するもので、厚さ35cm以上の鉄筋コンクリートで仕切られた腐食防止対策や点検できる設備が義務付けられています
管理型は、無害な燃えがら、はいじん、汚泥、鉱さいなどを埋立処分するもので、汚水等が外に漏れない遮水工(しゃすいこう)や、汚水を処理して安全に放流する水処理施設の設置が義務付けられています。ひびき灘開発株式会社の処分場はこのタイプとなります。
廃棄物処分場の埋立管理
廃棄物処分場では、以下のことを管理しています。
- 降雨や埋立てにより場内水が増えるため、排水処理施設を設置し、場内水を浄化して海へ放流し、場内の水位を一定に保っています。
- みだりに人が立ち入り出来ない様、フェンスで周囲を囲っています。
- 強風・廃棄物の投棄により埃などが発生するため、散水・洗車プール施設などの設置により環境保全を推進しています。
- 日々、周辺部などの環境調査を行い、廃棄物の埋立等により周辺に影響がないか監視しています。
- 外周の護岸等に亀裂などが入っていないか、沈下していないかなど日々点検しています。
- 不法投棄防止のため、監視カメラを設置しています。