廃棄物処分場の必要性
廃棄物の発生
ビルを取り壊す際には、廃コンクリートが発生します。道路の舗装を補修する際には、廃アスファルトが発生します。
これらの廃棄物は最近では、リサイクルが100%に近い状況で進んでいます。しかしながら、一般家庭のゴミは、収集後、焼却工場で燃やせばお仕舞いというわけには行きません。
ゴミを燃やしたあとには灰が残り、その灰はまだ有効にリサイクルできません。また、鉄は溶鉱炉で造られますが、その後には鉱さいと言われる廃棄物が残ります。工場で物を生産(産業活動)すると、何らかの廃棄物が発生します。
これらの中には、技術上の問題、経済情勢の問題等で、どうしてもリサイクルできず廃棄物処分に頼らねば処理できない物があります。
最終処分場の役割
廃棄物処分場は世にいう迷惑施設ですが、ゴミは毎日出ます。処分場は近くにあると嫌ですが、無いととても困ります。どこかにきちんと処理しなければ、町がゴミで埋もれてしまいます。
さらに、ゴミの不法投棄は周囲の汚染を引き起こしたりしてとても危険です。もちろん、徹底したリサイクルで、ゴミの量を最小限に抑えることが先決です。
それでも安全、確実なゴミ処理のためには、廃棄物処分場が必要です